三好美覚の理科の授業(水素を使った還元実験)

中学理科3年

 これまでは、水素を使って還元実験をするのは危険だろうと考えていましたが、簡単で安全な

方法が新しい教科書(東京書籍)で紹介されていたので、やってみました。(2006/10/27)

 1 逆さまにした試験管に水素を入れて、ゴム栓をする。 ※火のそばには、絶対に置かない

 2 銅線の先を丸い鉄棒などに巻いて図のようにする。(私は、廃材の中から電線をみつけ、そこから銅線を取り出しました)

  それを、ガスバーナーで赤くなるまで加熱して表面が黒くし、酸化銅をつくりました。

 

 

 

 

 

 

 

 3 加熱した銅線を水素をふきこんだ試験管の中に入れる。

  私がしたときには、入れたとたんに”キュッ”という音がして、図のように試験管が曇りました。

  この曇ったものの正体はなんでしょう?

   水素原子は、酸素原子と結びつきやすいので、水ができるのです。

    CuO +  H2    →   Cu  +  H2O

 4 そして、黒くなっていた銅線がきれいな銅色に変化するのを見ることができました。 

 5 まだ銅線が熱いうちに試験管から出したので、空気中の酸素と結びついて黒くなりました。